作成日:2024/03/01
お問合せの多いご質問(令和6年2月29日更新) 国税庁
先週、2月19日更新分をご案内した、インボイス制度の「お問合せの多いご質問」について、2月29日付で次の2問が新たに加わりました。
○お問合せの多いご質問(令和6年2月29日更新)(PDF/1,571KB)
- 問㉓ 金融機関の入出金手数料や振込手数料に係る適格請求書の保存方法
- 問㉔ 消費者に限定した取引についての適格請求書の交付義務
問㉓は、具体的に何を保存すればいいのか、という直球の問いに対する回答が記載されています。
基本的は簡易インボイス+帳簿の保存となりますが、ETCの金融機関版のようなことが記載されています。
とはいえ、振込手数料でしたら大抵の場合は3万円未満でしょうから簡易インボイスは不要ですし、今回の質疑は大口の取引がある先が対象となるのでしょう。
また、問㉔は、消費者限定サービスなのにその消費者が課税事業者であったとき、適格請求書発行事業者であればインボイスの交付を求められたら交付義務が生ずる、とあります。消費者限定サービスなのに適格請求書発行事業者ということは、別にBtoBの事業をされているのか、それとも……。
質問の背景はわかりませんが、適格請求書発行事業者であれば、利用規約にどう定めていようと課税事業者からインボイスの交付を求められたら交付義務は生ずるようです。
関連コンテンツ:
お問合せの多いご質問(令和6年2月29日更新) 国税庁