作成日:2023/04/26
インボイス発行事業者の登録申請もれがないか確認
今年10月1日からスタートするインボイス制度については、各省庁がそれぞれの管轄分野において、インボイス制度を円滑にスタートさせるための取組を行っています。
この取組について連携している関係府省庁の会議議事や資料が、内閣官房のサイトで公表されています。
○適格請求書等保存方式の円滑な導入等に係る関係府省庁会議
直近の第2回、4月24日開催の資料を見ると、まず国税庁の資料から始まるわけですが、そこには先日ご案内したとおり、インボイス発行事業者となるための登録申請件数が300万を超え、この数字は、課税事業者全体の約90%(推計値)が申請済であることを示しているとしています。
また、今後の国税庁の取組予定がいくつか示されていますが、制度の周知広報活動の他、次の2つのアプローチがありました。
- 免税事業者に対するアプローチ
…登録要否相談会の開催(登録要否の検討に関するサポートを行う)(4月〜5月にかけて実施)
- 登録申請していない課税事業者に対するアプローチ
…DM等で登録要否の判断に資する情報等を案内(6月実施予定)
登録申請という最初のステップは、ほぼ終了したとみてよいのでしょう。
取りこぼし(申請のし忘れ)がないようにアプローチしながら、制度の内容については別途、有名人を起用した動画その他の方法でインボイス制度の広報活動を続けていくようです。
税理士としては、まだどうするか迷っている先の他、新規法人設立や新規の関与先など当初作成した一覧からもれていそうなお客様について申請もれがないか、3月決算申告が落ち着いた頃を目途に、関与先の申請状況を再度確認されるとよいでしょう。
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