作成日：2023/05/19
インボイス制度の実施に関連した注意事例 公正取引委員会
10月1日スタートとなるインボイス制度について、取引における最大の懸念点は、免税事業者との取引です。
この点については、免税事業者及びその取引先のインボイス制度への対応に関するＱ＆Ａが、財務省・公正取引委員会・経済産業省・中小企業庁・国土交通省共同で取りまとめて公表されています。
その後、独占禁止法違反につながる恐れのある事例が複数確認されたとして、公正取引委員会による注意事例が、5月18日、同会サイトで公表されました。
○インボイス制度関連コーナー
○インボイス制度の実施に関連した注意事例（pdfファイル384KB）
今回の事例は、免税事業者選択に対する一方的な取引価格の引下げ通告のようです。
この事例で注意した事業者の業態と取引の相手方は、以下のとおりです。
| 注意した事業者の業態 | 取引の相手方 |
|---|---|
| イラスト制作業者 | イラストレーター |
| 農産物加工品製造販売業者 | 農家 |
| ハンドメイドショップ運営事業者 | ハンドメイド作家 |
| 人材派遣業者 | 翻訳者・通訳者 |
| 電子漫画配信取次サービス業者 | 漫画作家 |
独占禁止法上又は下請法上の考え方をよく理解された上で、価格交渉に臨みましょう。
関連コンテンツ：
インボイス制度の実施に関連した注意事例 公正取引委員会
