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税理士のための情報
Daily Contents

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2025/06/11令和6年分の所得税等、消費税、贈与税の確定申告状況が公表 国税庁
2025/06/09適用額明細書の記載に係る区分番号一覧表等の更新 国税庁
2025/06/06防衛特別法人税に関する情報が公開 国税庁
2025/06/04令和7年度税制改正(基礎控除の見直し等関係)Q&A 国税庁
2025/06/02印紙税の手引、パンフレットの公表 国税庁
2025/05/30e-Taxソフトで作成した申告書等データが送信できない。そんなときは……国税庁(e-Tax)
2025/05/28関与先のマイページ参照が開始 国税庁(e-Tax)
2025/05/26事業承継のパンフレット更新(令和7年5月) 国税庁
2025/05/23令和5年分 相続税の申告事績の概要 国税庁
2025/05/21106万円を撤廃する年金制度改正法案が国会へ提出 厚労省
2025/05/19セルフメディケーション税制対象医薬品に係るレシートの表示の誤りについて 厚労省
2025/05/16グローバル・ミニマム課税関係への対応に関する改正のあらまし 国税庁
2025/05/14令和7年4月1日以後終了事業年度等分の別表公表 国税庁
2025/05/12令和7年4月源泉所得税の改正のあらまし 国税庁

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Gemini 2.0の実力〜所得税計算

 さて今回は、「Gemini 2.0」(無料版)で所得税の計算を試してみた。

給与所得が1,250万円、不動産所得が▲170万円、雑所得が▲20万円あります。所得控除は280万円です。所得税はいくらですか?

 以下はGemini 2.0の回答。

所得税の計算ですね。以下の手順で計算してみましょう。

1.各所得の金額

  1. 給与所得:12,500,000円
  2. 不動産所得:−1,700,000円(赤字)
  3. 雑所得:−200,000円(赤字)

2.損益通算

  1. 所得税の計算では、特定の所得の赤字を他の所得の黒字から差し引くこと(損益通算)ができます。
  2. 不動産所得の赤字:不動産所得の赤字は、他の所得(給与所得や雑所得など)から差し引くことができます。
  3. 雑所得の赤字:雑所得の赤字は、原則として他の所得と損益通算することはできません。したがって、雑所得の−200,000円は0円として扱われます。
  4. 例外的に、事業として行われる雑所得(例:副業の事業所得に該当しない程度の業務)の赤字で一定のものは損益通算の対象になる場合もありますが、ここでは一般的な雑所得として損益通算できないものとして計算します。

これを踏まえて損益通算を行うと、以下のようになります。

給与所得(12,500,000円)+不動産所得(−1,700,000円)=10,800,000円

したがって、損益通算後の合計所得金額は10,800,000円となります。

3.課税所得金額の計算

次に、合計所得金額から所得控除を差し引いて、課税所得金額を求めます。

課税所得金額=合計所得金額−所得控除
課税所得金額=10,800,000円−2,800,000円=8,000,000円

4.所得税額の計算

課税所得金額に所得税の税率を適用して所得税額を計算します。所得税は累進課税方式で、課税所得金額に応じて税率が変わります。令和6年分(2024年分)の所得税の速算表は以下のとおりです。

課税される所得金額 税率 控除額
195万円以下 5% 0円
195万円超330万円以下 10% 97,500円
330万円超695万円以下 20% 427,500円
695万円超900万円以下 23% 636,000円
900万円超1,800万円以下 33% 1,536,000円
1,800万円超4,000万円以下 40% 2,796,000円
4,000万円超 45% 4,796,000円

課税所得金額8,000,000円は、「695万円超900万円以下」の区分に該当しますので、税率は23%、控除額は636,000円です。

所得税額=課税所得金額×税率−控除額
所得税額=8,000,000円×0.23−636,000円
所得税額=1,840,000円−636,000円
所得税額=1,204,000円

5.復興特別所得税の計算

所得税額に加えて、復興特別所得税(所得税額の2.1%)がかかります。

復興特別所得税額=所得税額×0.021
復興特別所得税額=1,204,000円×0.021
復興特別所得税額=25,284円(1円未満切り捨て)

6.納税額の合計

最後に、所得税額と復興特別所得税額を合計します。

納税額=所得税額+復興特別所得税額
納税額=1,204,000円+25,284円
納税額=1,229,284円

したがって、あなたの所得税(復興特別所得税を含む)は、約1,229,284円となります。

 ここでは簡単に「損益通算」をキーポイントにして質問を投げかけ、計算問題を結果だけでなく、手順をどう解説するかに関心を置いて、Gemini 2.0の力量を試してみた。この手順書を見たら、一般の人の理解も得やすいのではないか。

 必要経費の判断など、「事実認定」を求められるところは「人間」の力(専門家)が必要であるが、その他は確実にAIが補う時代になっている。

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