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さて今回は、「Gemini 2.0」(無料版)で所得税の計算を試してみた。
以下はGemini 2.0の回答。
所得税の計算ですね。以下の手順で計算してみましょう。
1.各所得の金額
- 給与所得:12,500,000円
- 不動産所得:−1,700,000円(赤字)
- 雑所得:−200,000円(赤字)
2.損益通算
- 所得税の計算では、特定の所得の赤字を他の所得の黒字から差し引くこと(損益通算)ができます。
- 不動産所得の赤字:不動産所得の赤字は、他の所得(給与所得や雑所得など)から差し引くことができます。
- 雑所得の赤字:雑所得の赤字は、原則として他の所得と損益通算することはできません。したがって、雑所得の−200,000円は0円として扱われます。
- 例外的に、事業として行われる雑所得(例:副業の事業所得に該当しない程度の業務)の赤字で一定のものは損益通算の対象になる場合もありますが、ここでは一般的な雑所得として損益通算できないものとして計算します。
これを踏まえて損益通算を行うと、以下のようになります。
給与所得(12,500,000円)+不動産所得(−1,700,000円)=10,800,000円
したがって、損益通算後の合計所得金額は10,800,000円となります。
3.課税所得金額の計算
次に、合計所得金額から所得控除を差し引いて、課税所得金額を求めます。
課税所得金額=合計所得金額−所得控除
課税所得金額=10,800,000円−2,800,000円=8,000,000円
4.所得税額の計算
課税所得金額に所得税の税率を適用して所得税額を計算します。所得税は累進課税方式で、課税所得金額に応じて税率が変わります。令和6年分(2024年分)の所得税の速算表は以下のとおりです。
課税される所得金額 | 税率 | 控除額 |
---|---|---|
195万円以下 | 5% | 0円 |
195万円超330万円以下 | 10% | 97,500円 |
330万円超695万円以下 | 20% | 427,500円 |
695万円超900万円以下 | 23% | 636,000円 |
900万円超1,800万円以下 | 33% | 1,536,000円 |
1,800万円超4,000万円以下 | 40% | 2,796,000円 |
4,000万円超 | 45% | 4,796,000円 |
課税所得金額8,000,000円は、「695万円超900万円以下」の区分に該当しますので、税率は23%、控除額は636,000円です。
所得税額=課税所得金額×税率−控除額
所得税額=8,000,000円×0.23−636,000円
所得税額=1,840,000円−636,000円
所得税額=1,204,000円
5.復興特別所得税の計算
所得税額に加えて、復興特別所得税(所得税額の2.1%)がかかります。
復興特別所得税額=所得税額×0.021
復興特別所得税額=1,204,000円×0.021
復興特別所得税額=25,284円(1円未満切り捨て)
6.納税額の合計
最後に、所得税額と復興特別所得税額を合計します。
納税額=所得税額+復興特別所得税額
納税額=1,204,000円+25,284円
納税額=1,229,284円
したがって、あなたの所得税(復興特別所得税を含む)は、約1,229,284円となります。
ここでは簡単に「損益通算」をキーポイントにして質問を投げかけ、計算問題を結果だけでなく、手順をどう解説するかに関心を置いて、Gemini 2.0の力量を試してみた。この手順書を見たら、一般の人の理解も得やすいのではないか。
必要経費の判断など、「事実認定」を求められるところは「人間」の力(専門家)が必要であるが、その他は確実にAIが補う時代になっている。