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金利上昇下での既存・新規融資の金利交渉10年国債利回りが一時3%に達した。
国内銀行の業態別の「貸出約定平均金利の推移(2026年7月分)」を見ると、
| 業態 | 貸出約定平均金利(新規・長期)(%) | 前年同月比(%) |
|---|---|---|
| 都銀 | 2.014 | +0.557 |
| 地銀 | 1.870 | +0.539 |
| 第二地銀 | 1.821 | +0.410 |
| 信金 | 2.157 | +0.286 |
[出典]日本銀行「貸出約定平均金利」より作成
2026年7月に発行された10年利付国債の表面利率は2.7%となっており、政策金利についても、9月に1.25%への引上げ観測が強まるなど、さらなる上昇が見込まれている。
政策金利が上がると、銀行の資金調達コストが上がる。結果的に、貸出金利の上昇として企業に転嫁されることになるであろう。
さらに、業績の良くない中小企業になると、リスクプレミアムが金利に上乗せされ、4〜5%近い借入金利が現実味を帯びてくるであろう。金利上昇下では、新規の設備投資や運転資金の借り入れコストは、既存融資の金利交渉での金利上昇よりも早く、企業業績に響いてくる。
特に毎月の返済額が厳しくなってきた企業では、既存の複数の融資をまとめて一本化し、返済年数を伸ばして毎月の返済額を軽減させたいと願うだろう。しかし、融資を一本化する場合には、新たな融資として扱われることになる。その時点の金利水準で条件提示され、従来より金利が上がる可能性も覚悟しておかねばならない。
いずれにしても、既存融資についても、変動金利や金利見直しのタイミングでは、銀行側から金利引上げを求められる場面が増えてくる。その対策も必要になってくる。
金利交渉では、単に「金利を下げてほしい」と要請するのではなく、直近の試算表や資金繰り表、今後の事業計画等を示し、自社の返済能力や将来性を銀行に説明することが重要になる。また、複数行と取引がある企業では、各行の提示条件を把握しておくことも交渉材料になる。
金利上昇局面では、借りる側も銀行任せではいけない。自社の信用力を数字で説明する力が問われる。



























