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日本政策金融公庫の決算から読み取る中小企業向け融資日本政策金融公庫の令和8年3月期決算の概要が公表されている。
損益計算書を見ると経常損失が2,925億円となり前期比918億円の損失増となった。損失の最大の要因は公庫の与信関係費用の増加によるもので、令和8年3月期の貸倒引当金繰入額は2,948億円の計上となった。
同期のリスク管理債権のうち、貸出条件緩和債権の状況をみると、
■ 貸出条件緩和債権額(いわゆるリスケ債権) (単位:百万円)
| 令和7年3月期 | 令和8年3月期 | |
|---|---|---|
| 国民生活事業(従来の国民金融公庫) | 1,160,316 | 1,243,238 |
| 農林水産事業 | 191,593 | 202,774 |
| 中小企業事業 | 160,146 | 169,458 |
特に小規模事業者向け融資を担う国民生活事業では、与信関係費用の増加が顕著であり、公庫の収益環境悪化の要因になっている。
結果として、今後の中小企業向け融資について考えられるのは、
借りる側の中小企業は、
などが、融資の可否に直結することが想定される。顧問税理士の力量が問われていく。
[参考]日本政策金融公庫「IR情報」