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物価高騰時の限界利益改善策とは中小零細企業の限界利益率改善の原則は
の3つに集約される。
特に金属・機械加工や食品製造業においては、原材料費が高騰を続ける中、歩留まりロスの発生は限界利益を直接減じるだけに、早急の改善を要する。
例えば材料費:260円、加工費:180円、合計変動費:440円/個の製品について、歩留まり改善によって製品1個あたりの変動費を3%削減できるとすると、1個あたりの限界利益改善額は440円×0.03=13.2円となり、年間の生産数量が120万個なら年間1,584万円の限界利益増となる。
このように、歩留まり改善は売上ではなく、捨てていた材料費や加工時間を減らすことで、限界利益の改善につながる。
まずは主要製品ごとに原材料費・加工費を算出し、製品単位の歩留まり率(材料ロス・加工ロス)を測定する。そして、現状のような原材料高騰の状況下では、「不良1個あたりの損失額が過去よりも大きくなっている」ことを現場担当者と共有し、改善活動を行うことが、限界利益改善の近道である。
更には、歩留まり率向上の改善実績を、根拠資料とともに銀行へ提出できるよう用意しておくことも、重要になろう。