作成日:2018/11/27
1月から開始 マイナンバーカードによる新しい申告のしかた
「31年1月からは、電子証明書がないと個人の予定納税が確認できない」や、「自宅でQRコードを作成しコンビニ納付が可能に 来年1月から開始」、「スマホでの申告も可能に」、「IDとパスワードで個人の電子申告が可能に」などでご案内のとおり、e-Taxに絡んで来年1月から新たにやれること、やれなくなることがあります。
これらについては、次のe-Taxサイトで概要が掲載されています。○e-Tax利用の簡便化の概要について
http://www.e-tax.nta.go.jp/kanbenka/index.htm
この“簡便化”に関して、来年1月からe-Taxによる送信について、“マイナンバーカード方式”と“ID・パスワード方式”の2方式が追加されます。このうち、暫定的措置であるID・パスワード方式は、すでにご案内しています。もう1つの「マイナンバーカード方式」は、従来からのマイナンバーカードを利用したe-Tax送信(電子申告)(下画像の“現行方式”)とは少し違います。せっかくなので、今回ご紹介いたします。
現行方式では、事前に税務署へ電子申告の開始届出を行い、専用のIDとパスワードを受領し、このIDとパスワード、マイナンバーカード、マイナンバーカードを読み込むICカードリーダライタの全てを準備しなければ、電子申告はできませんでした。
これが来年1月からは、この専用のIDとパスワードがなくとも、マイナンバーカード、マイナンバーカードを読み込むICカードリーダライタがあれば、電子申告が可能となります。
これにより、事前に税務署への届出やその後専用IDあるいはパスワードの記録忘れなどにより再度税務署へ届出しなおす等は不要となります。
ただし実際にこの方式を利用するには、マイナンバーカードのパスワードが必要です。この場合のパスワードとは、次の3つの種類を指し、これらはマイナンバーカードを作成した際に作られるパスワード4種類のうちの3種類となっています。
- 利用者証明用電子証明書(4桁の数字)
- 署名用電子証明書(6文字から16文字)
- 券面事項入力補助用(4桁の数字)
- e-Taxへログインする都度必要…1.
- 実際に送信する際に必要…2.
- 利用開始時のみ必要…3.
気をつけるべき点といえば、これらのパスワードのうち、たとえば次のパスワードについては、それぞれ次の回数連続で間違えるとロックされ、解除するには市区町村窓口で初期化する必要があります。その点もご注意ください。
- 利用者証明用電子証明書(4桁の数字)…3回
- 署名用電子証明書(6文字から16文字)…5回
なお、これらの操作方法に関する詳しいことは、先日上記URL上から確認することができるようになりました。上記URLよりご確認ください。
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