作成日:2019/06/03
124万人が国税庁サイトの作成コーナーを利用して電子申告 30年分実績値が公表
平成30年分の確定申告状況についてのまとめが、国税庁サイトで公表されました。
○平成30年分所得税等、消費税及び贈与税の確定申告状況等について(PDF/634KB)(令和元年5月30日)
http://www.nta.go.jp/information/release/kokuzeicho/2019/kakushin_jokyo/pdf/0019005-039.pdf
平成30年分といえば、手続き面ではスマホ申告元年である他、ID・パスワード方式での電子申告(e-Tax)元年でもありました。
これらの活用状況についても特筆されていますので、確認してみましょう。
上の画像は、平成30年分の所得税の確定申告書を3月末までに提出した人員数のうち、ICTを利用した1,531万1千人について、その作成・提出方法別にグラフ化したものです。
特筆すべきは、「国税庁HPの作成コーナーで作成・e-Taxで提出」した数の増加です。
過去5年のうちは30年分を除き毎年60万人前後だったこの数が、30年分では124万人と2倍を超える増加となっていました。
また、スマホ申告者数は36万6千人、ID・パスワード方式による申告者数は63万9千人いたことが分かりました。
特に、ID・パスワード方式による申告については、もう1つの新しい申告方式であるマイナンバーカード方式の47万3千人や、従来方式の8万8千人よりも多く、利便性の向上がICT活用の促進に寄与していることが分かる結果となりました。
なお、スマホ申告については、来年1月からの確定申告で、次の点が改善されるようです。
- スマホ申告での利用範囲拡大
(2ヶ所以上の給与所得者、公的年金などの雑所得者でも利用可能に) - マイナンバーカード方式によるスマホ申告が可能に
(マイナンバーカード読み取り対応のスマホであれば、マイナンバーカード方式でのスマホ申告が可能に)
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