作成日:2016/05/19
消費税の軽減税率制度 申告書や届出書等の様式が公表
消費税の増税延期のニュースが出た後、これを否定する報道もあるなど、どちらに転ぶかはもとより、もはや軽減税率はどこへ?といった様相となってきていますが、国税庁サイト上では、軽減税率制度に関する申告書の様式が公表されています。
○消費税の軽減税率制度に関する申告書等の様式の制定について(法令解釈通達)http://www.nta.go.jp/shiraberu/zeiho-kaishaku/tsutatsu/kobetsu/kansetsu/160425/index.htm
ここでは申告書の他、届出書に関しても掲載されています。
たとえば、「消費税簡易課税制度選択届出書」には、課税仕入れ等を適用税率別に区分することが困難な中小事業者に対する経過措置としての届出の機能を追加しています。
その他、申告書に関しては、次のように5つの税率区分が設けられています。
ちなみに、
- 3%は旧3%(全て国税分)
- 4%は旧5%のうちの国税分
- 6.3%は現行の8%のうちの国税分
- 6.24%は軽減税率8%のうちの国税分
- 7.8%は10%のうちの国税分
消費税率が「8%」であったとしても、現行の8%と軽減税率の8%では国税分と地方税分の割合が異なっています。細かな点ですがご留意ください。
その他、上記経過措置を用いた場合の計算表(別紙第5-(1)号様式〜別紙第5-(3)号様式)も新設されています。あわせてご確認ください。
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