作成日:2024/08/06
令和5年度ふるさと納税に関する現況調査結果の概要 総務省
総務省が、8月2日付で、令和5年度における「ふるさと納税に関する現況調査結果の概要」を公表しました。
○ふるさと納税に関する現況調査結果の概要
数値の概要は、以下のとおり。
- 受入額:約1兆1,175億円(前年比約1.2倍)
- 受入件数:約5,895万件(同比約1.1倍)
- ワンストップ特例制度適用件数:約2,048万件
受入件数のうち、ワンストップ特例制度の適用件数の割合は約34.7%となっており、3分の1強は所得税の確定申告をせずにふるさと納税を行っている層、つまり、1年間の寄附先が5自治体以下であった、ということになります。
また、受入額の多い上位5団体は、以下のとおりです。
- 宮崎県 都城市
- 北海道 紋別市
- 大阪府 泉佐野市
- 北海道 白糠町
- 北海道 別海町
他方、市町村民税控除額の多い上位5団体は、以下のとおりとなりました。
- 神奈川県 横浜市
- 愛知県 名古屋市
- 大阪府 大阪市
- 神奈川県 川崎市
- 東京都 世田谷区
なお、横浜市に関しては適用者数が44万人弱と、2位の名古屋市の26万人弱から大きく引き離しています。市町村民税控除額は名古屋市よりも低いものの、適用者数は名古屋市を上回る大阪市でも28万人弱でしたので、横浜市の適用者数の多さが突出した結果となっています。
とはいえ、市町村民税控除額について1人当たりの平均額に換算すると、11位の港区(東京都)では約14.7万円と、横浜市の約7万円の2倍を超えているなど、自治体ごとで特徴がみられるようです。
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