作成日:2023/12/06
マンション評価について補正率の評価明細書とともに計算ツールが公表に 国税庁
マンション評価通達が改正され、計算ツールを待ちわびていた方はいらっしゃいますでしょうか。
11月30日、国税庁サイトで補正率の計算明細書とともに計算ツールが公表されました。
○B2-6 居住用の区分所有財産の評価に係る区分所有補正率の計算明細書
計算ツールは、Excelファイルです。
補正率の計算明細書がそのままExcelファイルになっていますので、必要項目を入力するだけで補正率が計算され、これをそのまま印刷すれば計算明細書の完成です。
補正率を算定するための必要項目は、以下のとおりです。
- 築年数
- 総階数
- 所在階
- 専有部分の面積
- 敷地の面積
- 敷地権の割合(共有持分の割合)
これだけでしたら、所有者はわかるはずですので、スムーズに補正率の計算ができるでしょう。
築年数、総階数、所在階の考え方は注書きもありますので、そちらを参考にしながら入力しましょう。
最終の補正率(計算明細書のK区分所有補正率)が、0.6以上1以下であれば補正は必要ありません。
マンションを保有されている方は、一度試算されてみると良いでしょう。大幅に評価が変わるのであれば、併せて対策も検討しましょう。
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