作成日:2022/06/27
令和3年分の所得税等、消費税及び贈与税の確定申告状況等について 国税庁
国税庁サイトで、「令和3年分の所得税等、消費税及び贈与税の確定申告状況等について」が公表されました。
○令和3年分の所得税等、消費税及び贈与税の確定申告状況等について
所得税は、この10年間で最も多い申告人員数(22,855千人)でした。
微増微減を繰り返しながら推移して、10年間で133万人増えています。
他方個人事業者の消費税の申告件数は、この10年間でほぼ変わらず微増微減を繰り返しながら下がっている印象です。
また、贈与税の申告人員数は過去10年間で2番目に多く、過去5年間では最も多い532千人でした。うち、申告納税額がある人数としては、過去10年間で最も多い389千人です。
贈与税の計算方法は圧倒的に暦年課税が多く、相続時精算課税制度の適用は44千人と1割にも満たない数でした。
なお、電子申告(e-Tax)の利用状況としては、確定申告人員数に対して58.3%ありました。うち、「納税者本人による送信」が19.4%と、かなり増えています。「税理士による代理送信」が21.0%ですので、かなり拮抗してきています。特に、納税者本人による送信のうち「マイナンバーカード方式での送信」が10.5%ありますので、マイナンバーカードの取得が進み、マイナンバーカードを利用した申告が増えていることがよく分かります。スマホ利用による申告者数も2,557千人いることからも、利便性の向上が数字に表れた結果となっていました。
電子化は着実に進んでいるようです。
詳細は、上記URLよりご確認ください。
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