作成日:2020/07/02
令和2年分の路線価等 国税庁サイトで公表
先日のご案内のとおり、7月1日に国税庁サイト上で令和2年分の路線価等が公表されました。
○令和2年分の路線価図等を公開しました(令和2年7月1日)
更正等の関係上で、過去7年分が公表されており、毎年最新年が上記URLに設定されています。令和2年分ですと、平成26年分までが上記URLより辿ることができます。
令和2年分の路線価については、報道等でもご存知のとおり、引き続き東京都の『中央区銀座5丁目 銀座中央通り』が全国の中で最も高く、4,592万円でした。前年よりも上昇していますが、上昇幅はここ数年緩やかです。
また、愛知県の最高は引き続き名駅通りの1,248万円です。かなりな高水準です。
報道等によれば、今年の新型コロナウイルス感染症の影響を踏まえ、9月頃発表の基準地価によっては、調整率を検討するようです。現状は、今般公表された路線価により評価しつつ、基準地価の公表を待つしかなさそうです。
それでは、今年も独断と偏見で3箇所の路線価の推移と、愛知県の宅地造成費関連の数値を抜き出しました。
宅地造成費については、平坦地の整地費を除き、上昇しています。土盛費は平成20年と比べて1.75倍、土止費は1.80倍の上昇です。
皆さまご自身あるいは皆さまのクライアントの令和2年分の宅地評価が、可能となりました。
類似業種の株価等も令和2年分が公表され始めていますので、土地や株価評価の洗い替え等、今回の路線価等の価格がどの程度株価に影響するのか、早速試算してみましょう。仮に調整率が秋頃公表されたとしても、現状公表分を上回ることはありませんので、この評価額をMAXと捉えることができます。
なお、地域ごとの特徴は、各国税局からの報道発表で確認することができます。こちらで確認なさるとよいでしょう。
○各国税局発表分
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