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作成日:2025/05/23
令和5年分 相続税の申告事績の概要 国税庁



今年もMyKomonでは、「相続担当者養成基礎講座」開講いたします。

そのために現在資料を準備していますが、相続税の申告事績の最新版(令和5年分)をMyKomonTaxでご紹介していないことに気づきました……。

改めて、ここにご紹介します。

○令和5年分 相続税の申告事績の概要
●課税割合
課税割合は「9.9%」と、ほぼ1割の数値でした。
分母の被相続人の数が158万人、うち156千人が分子となる申告対象者です。
●被相続人1人当たりの税額
被相続人1人当たりの税額は1,930万円と、2,000万円に近づいています。
単純に言えば、それだけの現預金を被相続人が保有していないと、他の相続財産を死亡後10か月以内に換金するか、相続人の懐から支出しなければなりません。
死亡保険金で納税分を用意していれば、納期限までに間に合うよう、支払請求の手続きをとる必要があるでしょう。
未分割でも10か月以内に申告納税が必要ですので、現預金が相続財産にあればそれで賄えるとも言い切れません。
平均して2,000万円ですので、自身の財産に置き換えて納税資金を用意する必要があるでしょう。
●相続財産の内訳
この10年の間、現預金の保有率は緩い右肩上がりとなっており、令和5年分では構成比35%を超えました。
現預金に有価証券を合わせると、令和3年分から50%を超え、令和5年分では52.2%を占めています。
他方、土地の構成比は徐々に下がり、10年前の41.5%から10%下がって、令和5年分では31.5%です。
土地と現預金の構成比の順位は、令和3年分から逆転しています。

相続税の電子申告は令和元年から始まっています。月別の利用件数の推移をみると、毎年9月から12月の利用件数が多いのが特徴です。特に、令和6年10月は一気に1万件を超えていることから、その後の推移が気になるところです。


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