作成日:2016/01/21
振替納税の領収証書、29年1月より廃止へ
現状、申告所得税や消費税について振替納税による納付を行った場合には、その都度、領収証書が金融機関から送付されてきています。
この領収証書の送付が平成29年1月から廃止となる予定であることが、国税庁サイト上で公表されました。○振替納税の領収証書送付取りやめのお知らせ
http://www.nta.go.jp/sonota/sonota/osirase/data/h27/furikae/index.htm
これは、会計検査院から、この領収証書送付について廃止し経費を節減するように改善の指摘を受けたことが発端です。会計検査院の調査によれば、平成24・25年度を検査した結果、経費節減額は約7億円になったそうです。
○国税の口座振替納付に係る領収証書等の調達及び納税者への送付を廃止することにより、口座振替納付に係る経費の節減を図るよう改善させたもの
http://www.jbaudit.go.jp/report/new/all/pdf/fy26_05_07_02.pdf
廃止後、領収証書の送付はありませんが、希望者には振替結果を証明するなどの対応を予定しているようです。
日税連サイト上ではリーフレットが添付されていますので、こちらもあわせてご確認いただくとよいでしょう。
○チラシ「平成29年1月から振替納税の領収証書が送付されなくなります。」(国税庁)
http://www.nichizeiren.or.jp/taxaccount/pdf/furikaenouzei160115.pdf
なお、今年中の納付に関しては、引き続き領収証書が送付されてきます。これまで送付されてきたものが来年以降送付されないこととなるため、約1年先となりますが、今回の確定申告の振替納税後に送付される領収証書をご確認いただき、一言お客様に「これが来年以降は送付されなくなります」とお話しされるとよいのではないでしょうか。
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