作成日:2025/08/08
類似業種比準価額計算上の業種目及び業種目別株価等 6月分まで公表
取引相場のない株式の評価は、その評価の対象となる会社の規模に応じて、原則として次の評価方式により評価することとなっています。
- 大会社…類似業種比準方式
- 中会社…大会社評価と小会社評価の併用方式
- 小会社…純資産価額方式
この“類似業種比準方式”とは、事業内容が類似する上場会社複数の株価の平均値等をもとに取引相場のない株式の評価を行う方式です。
この場合、上場会社複数を評価する会社が取り上げるわけではなく、既に事業種目毎に計算に必要な要素がまとめられています。これが、都度国税庁サイト上に公表されている『類似業種比準価額計算上の業種目及び業種目別株価等』です。
この『類似業種比準価額計算上の業種目及び業種目別株価等』について、8月4日、令和7年5〜6月分が同庁サイト上で掲載されました。
○「令和7年分の類似業種比準価額計算上の業種目及び業種目別株価等について」の一部改正について(法令解釈通達)
今回の5〜6月分のA(株価)は、全般的に4月分に比べて上昇している傾向にあるようです。今回の公表で、令和7年分も半年分公表されたわけですが、6月分で最も高い株価を出している業種もあれば、3月分(業種によっては1月分や2月分あたり)まで株価が戻らない業種も見られました。
2か月ごとにまとめられている業種目別の株価等の一覧表は、以下のURLよりご確認ください。
○(参考)業種目別株価等一覧表
なお、前回もご案内していますが、先日ご案内のとおり、令和7年分から業種目が改正されています。ご注意ください。
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