作成日:2024/02/16
ツールを利用して確定申告を乗り切る
2月14日、国税庁サイトに上場株式等に関する税制のパンフレットが公表されました。
○個人の方が上場株式等を保有・譲渡した場合の金融・証券税制について(令和6年2月)(PDF/1,352KB)
おなじみの方もいらっしゃるかと思いますが、毎年公表されているパンフレットの最新版となっています。
このパンフレットの優れている点として、上場株式等の配当や譲渡があった場合の課税関係が一目でわかる点を、個人的に挙げたいと思います。
こういった一目でわかるツールは、忙しい時期には非常に便利です。
また、上場株式等の配当はいくつか選択でき、その点のフローチャートもあることから、知識の確認と裏付けに重宝します。
令和5年分の申告から所得税と個人住民税の課税方式を一致させることとなったため、これまで別々に適用されている方にとっては、申告分離課税と総合課税のどちらを選択するかを改めて考えることとなります。その一助としても利用できるでしょう(実際の税額計算は、確定申告の計算ツールで試算することをお勧めしますが)。
確定申告時期は、判断できる材料をいかに早く見つけるか・手元に保存してあるかがカギです。こういった公のツールを活用しながら、繁忙期を無事に乗り切りましょう。
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