6月28日、令和5年分の所得税等の確定申告書の案が国税庁サイトで公表されました。

現状、変更が予定されている確定申告書等は、以下のとおりです。

• 第一表　申告書
• 第二表　申告書
• 第四表付表（一）　申告書（損失申告用）付表（特定非常災害の被災者の方用）
• 第四表付表（二）　申告書（損失申告用）付表（特定非常災害の被災者の方用）
• 第四表付表（三）　申告書（損失申告用）付表（特定非常災害の被災者の方用）
• 収支内訳書（一般用）（1〜2枚目）
• 青色申告決算書（一般用）（1〜4枚目）
• （特定増改築等）住宅借入金等特別控除額の計算明細書（一面）
• （特定増改築等）住宅借入金等特別控除額の計算明細書（二面）

第二表は、株式の配当等について令和5年分（住民税は令和6年度）から課税方法を統一することとなっているため、「特定配当等・特定株式等譲渡所得の全部の申告不要」欄が削除されています。

また、青色申告決算書について、収支内訳書と同様に売上先・仕入先の明細を4社記入する欄が新たに設けられています。（軽減税率対象分に関しては記入しなくてもよいようですが。）ここには、登録番号（法人番号）の記入欄があることにも注意です（収支内訳書にも新設されていました）。

その他、住宅借入金等特別控除額の計算明細書の一面と二面の、震災特例法の重複適用の特例欄が削除されている他、二面では控除額の計算明細欄が改定されています。

確定版ではありませんが、特に決算書（収支内訳書）の追加は実務に影響を及ぼします。必ず確認しておきましょう。

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