作成日:2018/08/16
平成29年度租税滞納状況 国税庁
平成29年度の租税滞納状況が、国税庁サイトで公表されました。
○平成29年度租税滞納状況について(PDF/364KB)(平成30年8月7日)
https://www.nta.go.jp/information/release/kokuzeicho/2018/sozei_taino/sozei_taino.pdf
滞納については、先日ご案内した「国税庁レポート2018」にもあるとおり、集中電話催促センター室などを用いて効率的に早期の納税を促したり、差し押さえた財産を“インターネット公売”を用いて売却するなど、早期回収・早期整理に取組んでいるようです。
その甲斐があったかどうかは定かではありませんが、滞納整理中の税額が平成10年度(1998年度)をピークに19年連続で減少しており、平成29年度では当該ピーク時の3割程度となっています。
税目別でもっとも滞納整理中の税額が多いのは、消費税(3,028億円)です。
消費税といえば、今後税率の引き上げが予定されていますので、さらに滞納が増えやすい税目であることは、誰の目にも明らかでしょう。
滞納発生割合(新規発生滞納額÷徴収決定済額)が、29年度では最も低い1.0%に抑えられています。ここを消費税率引上げ後にどう抑えていくかが、ポイントになると思われます。
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