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　平成27年1月1日以後の相続から、相続税の基礎控除額の改正などが施行されています。
　この改正により納税者が拡大されることを見越して、国税庁のサイト上でも「相続税・贈与税特集」のページが設けられ、相続税の仕組みや記載例、申告要否判定コーナーなど情報提供が進んでいます。

　ここには、相続税や贈与税の申告の仕方の他、各種特例に関するリーフレット等も掲載されており、専門家のみならず、一般の方にもわかり易い資料が作成されています。

　ところで相続税の申告手続は、申告をする人（相続人等）が自身のものではない（＝他人のものである）財産を申告しなければならないため、財産の申告もれなどが生じやすい面もあります。

　そこで国税庁は毎年、財産の申告もれや添付資料忘れについて、一般的に誤りやすいものを集約した「相続税の申告のためのチェックシート」を作成し公表しており、このチェックシートを実際の申告書に添付して提出するよう指導しています。

　この「相続税の申告のためのチェックシート」について、平成27年分が公表されました。

　○相続税の申告のためのチェックシート（平成27年分以降用）
　　http://www.nta.go.jp/shiraberu/ippanjoho/pamph/sozoku/checksheet2015/index.htm



　このチェックシートには、相続税の申告にあたり誤りやすい点が列記されており、資料があればそれらを添付しているのかどうかを確認できるようになっています。

　なお、上記チェックシート内及びサイト上にも掲載されていますが、非上場株式等に係る相続税の納税猶予の特例を適用する場合には、別途次の「非上場株式等についての相続税の納税猶予の特例のチェックシート」を申告書に添付する必要があります。こちらも平成27年分以降の最新版が公表されていますので、27年1月1日以後の相続の際にはこちらをご利用いただくとよいでしょう。

　○「（平成27年1月1日以降用）非上場株式等についての相続税の納税猶予及び免除の特例のチェックシート」（PDF/609KB）
　　http://www.nta.go.jp/tetsuzuki/shinsei/annai/sozoku-zoyo/annai/h27pdf/59.pdf

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