作成日:2013/10/30
平成24年度の法人税の申告事績
国税庁ホームページ上に「平成24年度の法人税の申告事績の概要」が掲載されています。
○平成24年度の法人税の申告事績の概要
ここでは、平成24年4月1日から平成25年3月31日までに終了した事業年度に係る申告について、平成25年7月末までに申告があったものを集計したものの数値となっています。
申告件数や所得、税額を見てみると、件数は平成23年度とさほど変わりはないものの、所得金額・税額ともに増えています。
特に申告所得金額では、過去最高の平成18年度の57兆828億円には届かないものの、平成20年〜23年度よりも多い、45兆1,874億円でした。
黒字申告割合は、全体で25.9%となり、申告所得金額の波と並行のようです。
また、連結法人に係る法人税の申告状況として、申告件数は前年比15.0%増の1,275件に対し、申告所得金額は前年対比71.5%増の52,101億円でした。
その他、法人が源泉徴収義務者となって行う源泉徴収については、増減額の前年対比でもっとも大きかったのが配当所得の27.5%増(増加税額4,620億円)でした。
平成25年1月1日以後生ずる所得に係る税額から復興特別所得税が含まれているものの、配当所得の義務者数は前年対比2.0%増(増加件数2千件)であることから、1法人あたりの配当金額が大幅に増えた、という結果といえるでしょう。
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