作成日:2022/06/03
市場区分見直しに伴う「上場株式の評価明細書」の改訂 国税庁
先日、上場株式を財産評価した場合の評価明細書として利用している「上場株式の評価明細書」が改訂され、改訂後の明細書が国税庁サイトで公表されました。
○「相続税及び贈与税における取引相場のない株式等の評価明細書の様式及び記載方法等について」の一部改正について(法令解釈通達)
今回の改訂は、評価明細書の記載方法について、一部説明書きが改訂されたものです。
これは、証券取引所の市場区分の見直しに伴うものになります。
○市場区分見直しの概要(東京証券取引所)
○市場の特性等を踏まえた上場制度の整備(名古屋証券取引所)
改訂内容としては『取引所等の名称』の記載について、これまで東京証券取引所の市場第一部の最終価格等を採用した場合には「東1」と記載していましたが、これが東京証券取引所のプライム市場の場合であれば「東P」と記載することとなります。
評価明細書の記載方法等にその旨が記載されていますので、ご注意ください。
なお、市場区分の見直しは2022年4月4日からスタートしています。恐らく専用ソフトをご利用であれば適宜更新されていると思いますので大丈夫かと思いますが、4月4日以後の評価明細書の作成時にはご留意ください。