作成日:2020/03/23
申告書確認表等の最新版が公表 〜平成31年4月1日後開始事業年度分等 国税庁
連日、新型コロナウイルス感染症の話題でもちきりですが、日は止まることなく過ぎていき、あと1週間で年度末を迎えようとしています。
4月に入ると、3月決算の怒涛の決算申告業務が開始するわけですが、どうしても数が多くなるこの3月決算法人の決算申告業務を、少しでも効率的に、かつ、もれのないよう、優れたツールとして、国税庁が作成している「確認表」をご紹介します。
○「申告書の自主点検と税務上の自主監査」に関する情報(調査課所管法人の皆様へ)
平成31年4月1日後開始事業年度分等が公表されています。
ここでは、大きく次の2様式について、チェック項目が取りまとめられています。
- 申告書確認表(様式)
…提出直前の申告書の自主点検用 - 大規模法人における税務上の要注意項目確認表(様式)
…申告書作成前の決算調整事項や申告調整事項の把握漏れ等の自主監査用
「大規模法人」とありますが、税理士事務所が決算業務を行うにあたり確認するに十分活用いただけるものです。
また、申告書確認表には、消費税申告に関する項目もあり、消費税率10%に対応しています。
申告書確認表には、“【留意事項】”もあり、確認内容についての補足説明があります。初めての申告や慣れない別表を作成する際には、この留意事項を併せて確認すると、より確認内容の意味が理解できるでしょう。
優れたツールを活用して、3月決算申告業務を乗り切りましょう。