作成日:2015/07/21
査察着手件数194件、告発事案の脱税額は平均1億円程度
平成26年度の査察の概要が、国税庁サイト上で公表されています。
○平成26年度 査察の概要
http://www.nta.go.jp/kohyo/press/press/2014/sasatsu_h26/index.htm
過去5年の推移を見る限り、着手件数は190件前後、うち告発率(処理件数に対する検察庁に告発した件数の割合)は60〜70%になっています。
脱税額は年々右肩下がりとなっていますが、告発事案の脱税額の平均は大きな変動なく1億円程度となっています。
告発された脱税の手段や方法、不正資金の隠匿場所なども公表されていますので、興味のある方は、ご確認いただくとよいのではないでしょうか。
ちなみに、平成26年度ではデジタルフォレンジックツールを使用し、削除や書き換えられていた架空の領収証のデータを発見した事例もあるようで、ICT化への対応もされているようです。