作成日:2014/03/25
税収増えて、滞納はどう?
元年4月1日、9年4月1日、26年4月1日。
これは、消費税の導入、5%への引上げ、8%への引上げの日にちです。
消費税率引上げによる平成26年度の税収増は4兆5000億円として、予算が組み込まれています。この予算が、20日に成立しました。これによる税収は、26年度予算で総額5兆円となっています。
さて、このうちどれだけ滞納が発生するのでしょう。
年度別の新規発生滞納額をみると、消費税が引上げられた平成9年4月1日の翌年である10年度に滞納額が突出しています。その後は右肩下がりとなっていますが、この8%引上げによる新規発生滞納額はどのように変化するでしょうか。
24年度の滞納発生割合は、過去最も低い割合の1.3%でした。
国税庁は、厳正・的確な滞納整理を実施し、消費税滞納の残高圧縮に向けて確実に処理することに重点を置いて滞納の整理促進にあたっています。
税収が増える予算とはなっていますが、滞納をどう抑えていくのか、26年度(27年度)の租税滞納状況の発表に注目しましょう。